MARUは今日も終日レッスンでした。
大先生に「軸がぶれずにしっかりしているのはMARUだけよ!」とみんなの前で誉められたと得意そうに帰ってきました。クラスの皆にうらやましがられたんだよ~と嬉しそうに話してくれました。
「じゃ、発表会が終わって上のクラスにどうぞと先生が言ってくださったらどうする?」
しばし沈黙。
「今のクラスはね友達も仲良いし、難しすぎないし、すごく居心地いいからこのままでいいや。」
でもそれってバレエが今のレベルのままってことじゃない?
そこで満足していいの?
「う~ん・・・」
上のクラスを2月に体験した時は全く歯が立たず、誰の目から見ても習っていないことが多すぎて下のクラスが丁度良いと思えました。MARUはそれまでいたバレエ学校では、出来ないことがなかったため、それはそれはショックを受け、「ああ、もう適わないな」とすんなりと下のクラスから始めたのでした。
MARUには負けず嫌いという感情があまりありません。自分よりも上回る人に出会うとすぐに「適わないな。すごーい!」となります。「くやしい!頑張ってこのクラスに入る!」とかそういう気持ちにならないのです。
発表会が終わったら、学校のクラブ活動とバレエとについて、一度向き合って話をしようね、と。
MARUもそれは分かっていて、バレエの友達に「クラブどうしてる?」と情報収集しています。
「やっぱりね、バレエやっている子はクラブに入らないか、入っていても文化系だね。」
と夕飯食べながら話してくれました。
ふ~ん、と聞き、次の言葉を待ちましたが何も出ません。話題を変えてきました。
どうしたいのか、バレエをやめたいのか、続けたいのか、はっきりとはまだ言ってくれません。
きっとMARU自身がまだ決めかねているのでしょう。
今はただ発表会に向けて観てくれる人に最高の踊りを見ていただきたい。
それだけなんでしょうね。
居心地がいい、ぬくぬくしているときはジャンルを問わず、大抵は成長していません。停滞です。
無我夢中で必死についていく時は、とても成長しています。
この2週間、レッスンを頑張り、食事も食べ過ぎないように気をつけ、家ではストレッチをして柔軟をして、部屋の中で振り付けを覚え直し、過去のDVDを見ながら反省し、発表会に向けてイメージを重ねてきました。こつこつと重ねていくところがMARUらしい。今のクラスでも充分成長しているけれど、上のクラスに上がったらもっと刺激を受けると思うのだけどなあ。
上を目指して欲しいと子どもに押し付けるのは親のエゴと分かりつつ、私自身としては成長する時に目一杯頑張らなくていつやるんだ!と言いたいのをこらえつつ、「ふ~ん、今のクラス好きなんだね」と何気ない風を装いつつ話をしているのでした。
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