「マーケティング実践講座」(須藤美和 著、ダイヤモンド社 出版)
メンターの同僚である須藤さんが書かれた本です。何しろ分かりやすい。マーケティング初心者こそ読むべき本だと思います。
が、仕事にしている私も頷くこと多かったです。
「はじめに」ですでにやられました。
・・・マーケティングは、突き詰めると、“顧客を魅了(attract)する”活動であるといえます。そして、その難しさは、人の心の琴線に触れるというエモーショナルな側面と、きちっと持続的に成長し、利益を上げていくという合理的な側面を持ち合わせていなくてはならないところにあります。
したがって、感性とロジックをうまく組み合わせながら、自社の強みと顧客のニーズ(潜在ニーズ)をマッチさせる方法を探索することが重要です。
優れたマーケッターはマーケティング活動の醍醐味を“顧客のハートをつかんだことを実感した瞬間だ”と言います。・・・(本書 「はじめに」より引用)
マーケティングというとロジックやフレームを思い出されるかもしれませんが、「心」がなくては成り立たないものだと私も思います。
言わば「感情移入」。
なので物事をシニカルに見すぎる人、感動することがない人、冷めている人、そういった人はマーケティングスキルは身につけられても優れたマーケッターになることは難しいでしょう。
まあ簡単に言えば、「自分が客だったら」とか「自分も楽しむ」ことが大事なんです。
マーケティング・マインド=顧客視点。
今の会社はサプライヤー視点です。
それに惑わされず、自分が立ち戻るべき信念を忘れずに精進、成長していきたいとつくづく思いました。
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