会社帰りに神楽坂駅の階段を降りつつ、横を走り下りる人がいた。
かなり長い階段を一気に走っていく。
電車がきているのだが、私は走らない。
運動神経が悪いので小さい頃から私はよく転んだ。
足はその時の傷あとだらけ。
歩いていても走っていても自転車に乗っていてもよく転んだ。
何もないところでも段差があるところでも。
小学生の頃は本の虫で、本を読みながら歩いていたから電信柱にもよくぶつかった。
四肢のうち三本は折れていて、残りはあと一本。左足だけ無事。
でも、MARUを産んでからほとんど転ばなくなった。
それはかなり気をつけているから。
MARUが1,2か月の頃、添い寝をしていて鳴った電話をとるために慌ててベッドから起き上がり、落ち、そして足を折った。
足を折ると家の中でも松葉杖なのでMARUをお風呂にいれるのも一苦労。
MARUを抱っこすらできないので松葉杖を外していたら、骨がずれてくっついてしまった。
そんなわけで、転ぶ→骨を折る→家事や育児がやたら大変になる、を身をもって知っているから転ぶようなことをもうしない。
階段も駆け降りない。
電車も無理に走って乗らない。次のを待つ。
信号も点滅していたら渡らない。
自転車はまず乗らない。
スキーやジョギングなど足を使うスポーツはやらない。(というよりこれらはずれて骨がくっついた足が痛くなる。)
もともとスポーツは苦手(苦しいのが嫌い)だからちっとも不満ではないし、あせらなくなった。
先にゆったりした動きがあり、次に心の余裕が生じる。
それでも鈍いのは治ったわけではないので、相変わらずよくつまづいている。
転びはしないが・・・。
大連の出張で同僚にはそれがばれてしまい、それ以来、ドジっ子と呼ばれている。
(ちなみにMARUは私の知る限り歩きはじめてからほとんど転んでいない。
だから常に心配されるのは私。
「ママ、ここ気をつけて。」なんて。)
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