2006年。どのような1年だったかといえば仕事と育児をやっと心からバランスとれていると思えた1年だった。
働き初めて7年。人より遅く働き始めたため、先を歩く皆を追いかけるのに必死だった7年。
昨年、ようやく落ち着いた。
追いついたのではなく、落ち着いた。
人を追いかけるのではなく、自分の道を丁寧に歩いて行きたいと思えるようになった。追いかけることをやめようと思えたころから、MARUと接する時間を作ろうと思った。
ちょうど引越しがあったのと重なり、MARUの学校への送りとバレエ学校への迎えを毎日毎日一緒に歩いている。行き帰りの30分ずつ、往復で1時間をMARUと過ごす。二人でなんてことない話をしながらの1時間はとても貴重だ。
家に帰れば19時半にはなるので、食事、入浴、宿題を終えればもう21時。いまだに本を読み聞かせたり、MARUのバレエのゼッケンを縫っているのを覗きに来たりもするが、21時には寝る約束だ。
2007年も変わらない生活をしているだろう。
ただ、MARUの勉強が増えたり、私も英語を出直したり、そういうそれぞれの学びの時間は増えるだろうけれど。
2007年。できるだけ丁寧に暮らして生きたい。昨年も今までも雑だったところは少しでも丁寧に。
丁寧が積み重なって10年後、20年後がある。そんなことを考える年齢になったのかと、九品仏のお墓を掃除しながら思うこの正月だった。
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