久しぶりに恵比寿ガーデンシネマへ。「ハイジ」はMARUと観る約束なので、「マッチポイント」にするか「Rose in Tideland」にするか迷う。
奇才?鬼才?テリー・ギリアムによる脚本だが、これまでの「未来世紀ブラジル」や「12モンキーズ」「ブラザーズ・グリム」との共通項としてはシュールで排他的かつ反吐が出そうなほどの既視感と、究極の追い込まれた世界だからこそ見いだせ得る楽観性だろうか。ギリアムの作品にいつも私が感じることである。
Rose in Tidelandは、疲れた頭と心とをほっとさせるために映画館へ足を運んだ私にとって過酷な試練を与えてくれる。2時間もの間、何度気持ち悪くなり出ようかと思うのだが、目と身体はスクリーンに縛り付けられて動けない。そう、「恐いもの見たさ」なのである。
健全な人にはお勧めはしないが、「不思議の国のアリス」をしつこくしつこく何十回も読んだ人や、別役実の「そよそよ族伝説」などが好きな人、出来てない自分が好きな自己偏愛の傾向がある人には面白いかも。
いや~疲れた・・・。
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追記:
もちろん私一人でみました。これは子供には刺激的すぎて。ドラッグが蔓延していない日本の子供には見せる必要はないでしょう。
ちなみに私が映画見ている間、MARUは去年も行ったキャンプに友人と行ってます。星空みているんだろうなあ。去年は寝ちゃったからね。
今年は小学校3年生からしか通えないコースのため、カリキュラムもハードだそう。今までにない冒険をできるとのことですが。
そのせいか、1/4しか女の子がいない。
たくましく日焼けしたMARUは日曜日に帰ってきます!
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