どんなに嬉しかったことも、辛かったことも、悲しかったことも、楽しかったことも、全ての感情はいつかは風化する。
期間の多少はあれど、いつかは風化する。
昔感じたことを忘れもしないしなくなりもしないけれど、いつかは風化する。
そう考えると今まさにこうして感じるということが無駄なようにも思う。
だってどうせ風化するのだから。
でもそれが人なんだとも思う。
言葉に尽くせない感情があるから人は人智を超えた偉業を成し遂げ、破壊もしてきた。
いつか風化するのになぜにこんなに感じるのだろう。
風化してもしても次から次へと感情が沸きあがるのは何故だろう。
「ゆく河の流れは絶えずして しかももとの水にあらず
よどみにうかぶうたかたは かつ消えかつ結びて久しくとどまりたるためしなし」
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