「豆腐百珍」という豆腐を使った料理百種の本があります。水切りして焼いて揚げて煮てなんていう手間隙かかった阿漕な料理もあります。
この梅雨が始まる時期、我が家は仕込みに大忙しです。
鎌倉の実家がまだ古かった頃は庭の梅の古木からとれる大量の梅は、梅干、梅肉エキス、梅ジュース、梅酒、梅たれ・・・などに加工されたものです。未熟な青梅は一瞬の時期ものなので、加工も大忙しです。なにせ収穫して一晩放置するだけで追熟し黄色くなり芳香漂ってしまうのですから。
そんな古木もなくなり、それでもこの時期に梅ものを仕込むことは母にも私にも染み付いていて、この時期はとてもそわそわします。
母は梅肉エキスを、私は梅ジュースを。
この二つの消費量が多いので。
梅ジュースは毎年5kgの梅を洗い、なり口を取り、干して水気を飛ばし、砂糖と交互に瓶詰めします。それから出来るだけ早くに水が上がるようにしないとすぐに発酵するので、色々な方法を試した結果、梅の天地を切り落とす方法に落ち着きました。梅ジュースはとにかく発酵させないことがポイント。
今年は自分で梅肉エキスも作ります。私と妹は毎日これをなめてから学校に行きました。そのおかげかお腹を壊したことはほとんどありません。最近の研究では梅は癌にも効くそうです。
今年は初めて自分で梅肉エキスを作りました。さらしで濾すのがかなり大変。じっくりじっくり染み出てくる汁は、2kgの梅から小鍋一杯程度。それを更に真っ黒になるまで煮詰めるので、出来上がりはお猪口2,3杯分。
楊枝の先に付けて舐める程度でも充分です。これを舐めると夏が来るなあと思います。
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昨日は、MARUが終日出かけていました。いなければいないで「さて何しようか」と暇になる勝手さ。
見たかった展覧会に足を運びました。
国立新美術館の「ルーシー・リー」展と「オルセー展」。
ルーシー・リーは知らない作家でしたが、ウェッジウッドのジャスパーウェアのプロトタイプを作った方です。ジャスパーウェアにはカメオのようなギリシャ彫刻のような装飾がされているのですが、それを外すとルーシー・リーの作ったプロトタイプになります。
バウハウスの時代に生き、シンプルかつ機能的かつ美しい作品達は、どうやって料理を盛りつけようか、何の花を生けようかと想像力を掻き立てられ、見ていて飽きません。
「オルセー展」はオルセー美術館の改装のために有名どころの絵をかなりたくさん貸し出し可能になったそうです。
絵はもちろん素晴らしいし大好きな絵もたくさんあったのですが、何せ人が多い。
絵を見るときは休日ならオープンと同時に入るのですが、昨日は最も混む時間帯に訪れた私がいけないのですが、人ごみがすごくて正直なところ楽しむところまではいきませんでした。昨日は出展されている絵の確認程度です。
8月まで開催しているようですので、MARUを連れてもう一度訪れたいと思っています。
この梅雨が始まる時期、我が家は仕込みに大忙しです。
鎌倉の実家がまだ古かった頃は庭の梅の古木からとれる大量の梅は、梅干、梅肉エキス、梅ジュース、梅酒、梅たれ・・・などに加工されたものです。未熟な青梅は一瞬の時期ものなので、加工も大忙しです。なにせ収穫して一晩放置するだけで追熟し黄色くなり芳香漂ってしまうのですから。
そんな古木もなくなり、それでもこの時期に梅ものを仕込むことは母にも私にも染み付いていて、この時期はとてもそわそわします。
母は梅肉エキスを、私は梅ジュースを。
この二つの消費量が多いので。
梅ジュースは毎年5kgの梅を洗い、なり口を取り、干して水気を飛ばし、砂糖と交互に瓶詰めします。それから出来るだけ早くに水が上がるようにしないとすぐに発酵するので、色々な方法を試した結果、梅の天地を切り落とす方法に落ち着きました。梅ジュースはとにかく発酵させないことがポイント。
今年は自分で梅肉エキスも作ります。私と妹は毎日これをなめてから学校に行きました。そのおかげかお腹を壊したことはほとんどありません。最近の研究では梅は癌にも効くそうです。
今年は初めて自分で梅肉エキスを作りました。さらしで濾すのがかなり大変。じっくりじっくり染み出てくる汁は、2kgの梅から小鍋一杯程度。それを更に真っ黒になるまで煮詰めるので、出来上がりはお猪口2,3杯分。
楊枝の先に付けて舐める程度でも充分です。これを舐めると夏が来るなあと思います。
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昨日は、MARUが終日出かけていました。いなければいないで「さて何しようか」と暇になる勝手さ。
見たかった展覧会に足を運びました。
国立新美術館の「ルーシー・リー」展と「オルセー展」。
ルーシー・リーは知らない作家でしたが、ウェッジウッドのジャスパーウェアのプロトタイプを作った方です。ジャスパーウェアにはカメオのようなギリシャ彫刻のような装飾がされているのですが、それを外すとルーシー・リーの作ったプロトタイプになります。
バウハウスの時代に生き、シンプルかつ機能的かつ美しい作品達は、どうやって料理を盛りつけようか、何の花を生けようかと想像力を掻き立てられ、見ていて飽きません。
「オルセー展」はオルセー美術館の改装のために有名どころの絵をかなりたくさん貸し出し可能になったそうです。
絵はもちろん素晴らしいし大好きな絵もたくさんあったのですが、何せ人が多い。
絵を見るときは休日ならオープンと同時に入るのですが、昨日は最も混む時間帯に訪れた私がいけないのですが、人ごみがすごくて正直なところ楽しむところまではいきませんでした。昨日は出展されている絵の確認程度です。
8月まで開催しているようですので、MARUを連れてもう一度訪れたいと思っています。
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