どういう体調になりたいか、どういう身体になりたいか。何もせずなれるわけもありません。
でも「こうなりたいからこうする」と選ぶことはできます。
今日、プレゼン×2を終えてバレエ学校に向かいました。「一人で先生にお礼を言って何か言われたらヤダッ」とピヨピヨ言うMARUに、もう6年生でしょ、自分でお話しなさい、と突き放しつつも向かってしまいました。なんだかんだ言ってMARUは自分でお礼を先生にお伝えし、MARUの着替えの間、先生と雑談。
バレエは太ってはいけません。常に細くないといけない。それも筋肉をつけつつ、でもほっそりと。
これは見た目の美しさもありますが、他にも理由があります。
余分な筋肉、贅肉がつくと、体が開きません。細い時は180度ひらく脚がひらかない。脚が上がらない。
肉が邪魔するんですね。でも自分は大抵、太ったことを受け入れられず、また、180度ひらくはずだと思うから無理をする。
それと共に体重は増えているはずなので、トゥシューズでつま先で立つ足首にも負担が増えます。負担が増えればバレエを続ける時間が人生の中で短くなるか、脚を痛めることにもなりかねません。
なのでバレエを踊る子供であっても体重管理は4年生頃から言われます。(冬休み前には「お餅やお菓子を食べ過ぎないこと!」なんて。)MARUは毎日、朝晩と体重計に乗ります。冬休み中に太ったことを気にして、慌ててストレッチや踊る時間を増やしてました。(で、家族に必死に訴えかけます。「少しやせた?」
もちろん返事はみんなで「太ってないわよ。でもホッペタが丸くなったわね」。それを聞いたMARUがむくれるのがおかしく可愛くて、つい。)
先生にそんなお話をしたら、「みんながMARUみたいに真剣に考えてくれたらいいのに…」。小学6年は体が子供から少女に変わる時期です。体が変わる時期にこそ、なるがままにせずコントロールし、たくさんレッスンしてバレエ向きの骨格と筋肉をつけねばなりません。それを怠ると、成長しきった身体をバレエ向きに改造するのはほぼ難しいと言わざるを得ないでしょう。先生方の努力の姿をずっと見てきたMARUはなりたい身体を選び、基本は外れず努力して、ちょっと太ったらレッスン増やして戻しながらやってきました。こうなりたい、がちゃんとある。MARUは自分の身体のハンディをよくわかっています。
脚が短く、太くなりがち。腕が短い。
学校では特に短いわけでもないのですが、バレエは規定があります。それは身長に対する脚や腕の長さや太さ、頭の大きさ。だからそのハンディを努力でMARUは縮めようとしています。何の努力もなしに、生まれつきの恵まれた身体の先生やお姉さんと、努力して手に入れ維持のために更に努力している方とを見たとき、自分はどちらの側なのか。4年生頃からかな。MARUは努力しないとああいうキレイな身体になれないんだと気がついたのは。その頃は腿の外側に余計な筋肉がつき、毎晩、私がマッサージしていました。原因は体重のかけ方、筋肉を意識してなかったことにありました。それもトゥシューズを履き、立つようになり少しずつ改善しています。きちんと立てているのですね。でも次は腰が痛くなったり、股関節の左が痛くなったりと、まるでモグラたたきのように、MARUの身体の悩みは尽きないのです。
それもこれも「こうなりたい」があるから。それに向けて身体を作る努力を毎日、続けています。
私は?
スポーツ大嫌い、苦しいの嫌いなので、MARUみたいな努力できません。今は痩せて洋服をそこそこ着られるからいいんだもん♪と自分の身体管理にとっても甘い母親です。
だからよくMARUに言われます。
「ママは口ばっかり!ママも開脚をやりなさい!少しは運動しないとお腹がプヨプヨでお尻はたれちゃうよ。」
そして毎日のように私のお腹を触って焦らせるのです。
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