MARUは気持ちがとげとげしていたり、嫌なことがあったりすると体を動かします。
この週末は可愛がっていた小鳥の「ぴぴちゃん」がいなくなり相当しょげていました。久しぶりにMARUが目に涙を浮かべる姿を見ました。
落ち込んで悲しい気持ちでしたがバレエのレッスンには行きます。発表会を控えているのでいかない訳にはいきません。気分が乗らないから行かない・やらないということは許されません。プロではないけれど、与えられた役を全うするために必要なレッスンですから。
MARUがレッスンに行っている間、私は新居にて用を足していました。さあそろそろ帰ろうかという頃、MARUからメールが届きました。
「レッスンしたら気持ちが少しだけすっきりしたよ」
悲しい気持ちはまだあるけれど、ぴぴちゃんを可愛い気持ちはまだ充分にあるけれど、MARUは自分で一歩踏み出します。
気持ちを切り替えるというのでもなく、忘れ去るというのでもなく、感じた気持ちにバウムクーヘンの年輪のように少しずつ重ねていくように、MARUは一つ一つの経験から成長していっているようです。
自分で自分の気持ちを落ち着けることができる。これは大きな才能だと思います。
大人でも難しい。
さらにこの次の日は、「ちょっと走ってきます」といって家を出ました。30分程度ですが、MARUが一人で体を動かしにいくのは初めてです。
帰ってきたMARUに「すっきりした?」と聞くと「全然。もやもやする。」と。
すっきりして忘れ去るのではなくて、そこで考える。でも前向きに。
落ち込むと暗くなる私にとって、MARUのこういう才能は見習いたいところです。
親って子どもに育てられているようなものだなあと、つくづく思います。
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今日は福岡へ出張です。
空港に着いたらこちらは大雪。
この冬初めて見る雪です。
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