私が働き始めたのは仕方なく、でした。
今でもとりあえずまだ、働いています。
でも夢とか人生の中でも意味とか、そういう存在意義とはちょっと遠いかな。
生きていくための糧を得るというのが第一義。
人生の中で仕事をしている時間は1日8時間×生きている時間、だから、できれば好きなこととか面白いとか合うこととか、とにかく毎日前向きに取り組めることを仕事にしたいなとは思っています。
でもあまりこだわりが今はないから、縁があった仕事を自分で面白くしようとしています。
面白くするためには周りとのすり合わせや理解やら大事です。
最近、周りで子育てしながら女性が働くことの権利を振りかざす人がいました。私も子供がいて働いていますから、出来るだけ配慮もし協力もしてきましたが彼女には伝わりませんでした。
今の日本の企業はたしかにまだまだ女性が昇進するとか、仕事を続けるとかで苦労することがある企業が多いのも確かです。特にドメスティックな企業では。
でも、私はそういう嫌なことってありませんでした。
ラッキーといえばラッキー。
でも、子育てしながら働く女性の権利を振りかざしたこともありません。
会社にとって必要な人であれば、その人を受け入れるすり合わせはできると思います。
私の周りは素敵な働き方をしているママ友達がたくさんいます。そういう人たちは、子育てしながら働く女性の権利を振りかざさずに自分の働きやすい環境を得ています。得るというより作り出しています。
そう、作り出すのです。
働きながら周りに理解を求め、自分も周りを理解する。
そういうすり合わせから、働きやすい環境は作り出されていくのではないでしょうか。
自分が自分が、と自分のことばかり「理解してよ!」と会社に訴えている人は、正直いって会社にとってそれほど大事な人とは思えません。だって、すり合わせできないのですから。
すり合わせはコミュニケーションだけではないので、会社が望むことを達成するという言葉でもいいと思います。会社が期待する売上なり利益なり目標を大きく達成できる人なら、会社にとっては必要な人でしょう。
働きにくいと声高に叫ぶ女性は、会社やそこで働くメンバーとのコミュニケーションが下手か、一方的なように見えてしまいます。女性が自分で働きにくいようにしてしまっている、そんな風に感じてしまうのです。
もうひとつ。
同じ女性なのに子育てしながら働くことを理解しようとしない女性上司は意外に多い、のです。
残念なことに。
私があまりにひょいひょいと子育てと仕事としているように見えるらしく、子育てと仕事の両立に悩む方の相談を受けるのですが、共通する悩みが「女性の上司が理解してくれない」ということ。子供がいない、独身である、そういう女性上司はなかなか理解してもらうのが難しいようです。男性で家庭も子供もいる方のほうが、理解してくれやすいとよく聞きます。
これもどちらが問題なのかということではなくて、お互いがお互いを理解しようとしない、コミュニケーションのキャッチボールがうまくいっていないのでしょう。子供がいない、独身である、そういう女性に子供がいて働き続けることを理解してもらう話し方や、話のもっていき方を考えないとなあと思いながら悩み相談聞いていたことがあります。
そう考えると、私は単にラッキーだったのかもしれません。
育児しながら働き続けるために、権利を持ち出すまで困ったことはなかったのですから。
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