久しぶりの投稿です。
これまでの毎日の投稿は村上春樹的に言うと「書くことは自己治療である」そうなので、まあ私も近しいものがあったわけですが、ここ1,2年はそんな優雅なことを言っていられない状況でした。
手が離れたと思っていたMARUが高学年になるにつれ、勉強やらバレエやら習い事やらで、手は離せるけれどむしろ目は離せない日々に突入しています。
鎌倉の実家にさえも1年に1回、しかも1泊なんていう年もあったくらい、土日にMARUの用事が入ることが多い。
そんな中、私は自己治療のためにうじうじと悩む時間を費やすことは許されず、随分と癒えてきたのもあったのでしばらく文字を書くことから離れてみた次第です。(仕事とMARUの勉強とバレエとなんやかんやのバランスとるので精いっぱいでした。)
でも最近は自己治療とは別の意味で、少し先の仕事を考えるためのメモ書き的に文字をまた残していきたいと思っています。
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さて、今日はまずピアノの発表会から。
20年ぶりに3年前から始めたピアノ。8歳で始め14歳でやめ、また34歳から始めています。
先生には自宅に来ていただき週に1回、30分のレッスンです。もちろんMARUも習っていて、今日はその発表会。MARUは3回目です。
なんと今年は私も出ることにしました。
ちなみに本城家も同じ先生なのでモユとコタロウも出ました。
私とMARUの連弾は「眠れる森の美女 序曲」です。これはまあなんとかクリア。
問題は私のソロ。ショパンの「子犬のワルツ」。
見事に「大犬のワルツ」になり、終了後、自己嫌悪。。。先生にも「最後はキレイでしたし、おうちでは弾けてましたよ。」となぐさめていただきました。
でも、いいんです。発表会という目標があるから完成度を高めようとがんばりましたから。発表会に出なかった過去は、「こんなものでいいだろ」と次の曲に進みましたもの。それを思うと、来年はもっともっと練習して緊張するとかそんなもの乗り越えたいと思います。
ちなみにMARUに言わせると、たくさん練習しても舞台前は緊張する。でもそれはアドレナリンが出るタイプの緊張、むしろ興奮といったもので、圧倒的な練習量があると人前だから緊張するとかいうレベルは超えるそうです。MARUは舞台大好きです。
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今日はもうひとつ。
MARUが「やっと終わった」と見せてくれたのが「暗誦詩文集」。
1年生から4年生までは毎日の宿題に音読がありました。子供が音読し、親が確認印をするものです。
5年生になり音読カードが見当たらないので、いい宿題なのになくなって残念だわと思っていたら実は暗唱に変わっていたのです。
6月からやっていたようですがやっと最近、練習が目につきました。というのも、冬休みまでに1冊終わらせるということのようです。終わらなかったら、残りを全部ノートに書き写ししなければならないので子供達も必死で駆け込みチェックをしていたようでした。
暗唱のルールがまたよくできています。抜粋しますね。
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暗唱詩文集のやり方
①テストは休み時間や給食の時間、授業中などに行います。
②十回以上練習をしていなかったり、日付が書かれていないものはテストを受けられません。
③テストに合格する条件は次の三つとします。
- スラスラと(間があいたりつっかえたらおしまい)
- リズムよく(ゆっくり過ぎたらおしまい)
- 元気な声で(はっきり聞き取れなかったらおしまい)
④先生のテストに合格した子は、合格した詩文に限り先生役ができます。まだ合格していない子も、先生役の子にテストを見てもらうことができます。
⑤二学期が終わるまでに全部を合格することが目標です。終わらなかった子は、終わらなかった詩文だけをノートに書き写す宿題を出します。冬休みの宿題になります。
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写真は島崎藤村「初恋」全文です。右下の×や丸に斜線はMARUの練習の回数を示しています。みなさん、これどこまで言えますか?私は最初の4行だけしか覚えていませんでした。
詩文集の中身は短歌、数え唄、小説など色々です。
- 月の異名(睦月、如月・・・)
- 十二支
- 数え唄(無花果 人参 山椒に 椎茸・・・)
- 春の七草
- 秋の七草
- 早口言葉
- いろは歌
- 初恋(島崎藤村)
- 吾輩は猫である(夏目漱石)
- 坊ちゃん(夏目漱石)
- 草枕(夏目漱石)
- 走れメロス(太宰治)
- 夜明け前(島崎藤村)
- 羅生門(芥川龍之介)
- 短歌
- 俳句
- 平家物語
- 論語
- 春暁(孟 浩然)
- 春望(杜甫)
開始日を見ると、多くは6月と12月。
ということは、配られてはじめはやる気があってやってたけれど、途中はさぼり、冬休みが近くなり宿題になるのは嫌で駆け込みでこなしたようです。
小さい小さいと思っていた娘が自分でも暗唱できていない「初恋」を全文スラスラ言うのを聞くと感動しますよ。
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