12月はバレエ月です。私とMARUにとってのバレエ月は年に何回かあって、8月、12月2月なのですが、8月、2月が発表会に対して12月は見る専門月です。
今年も恒例の「くるみ割り人形」を見ました。
Mバレエ団のとKバレエカンパニーのと。
Kバレエカンパニーは熊川哲也さんがくるみ割り人形&王子役を、ロイヤルバレエ団からKバレエに移籍した吉田都さんがマリー姫役を演じるものです。
Kバレエ。恐るべし。世界で活躍していた人のレベルは段違いで、技術がどうのこうのと論じる余裕などなく、息がぴったりあった二人のくるみ割りの世界に会場全体がひきづりこまれていました。
ロイヤルバレエ団で同じ時に在籍していたお二人は友人としての信頼感もあってなのか、息がぴったりで王子は王子らしく、姫は姫らしく、バレエは演劇であることを改めて確認しました。
MARUには悪いが、Mバレエの公演を「悪いお酒を飲んだ二日酔いの朝」なら、熊川&吉田コンビのKバレエは「極上のシャンパーニュを飲んだ幸せな朝」。
Kバレエは技術偏重気味の傾向がこれまで目につきましたが吉田都さんという円熟したバレリーナが加わったことで大きく飛躍したと思います。
日本のバレエがここまでのレベルになったなんて。
やはり世界でもまれてきたレベルは違う。
高いチケットでしたが、見終わった後、この倍は出してもいいと思いました。
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