今年は毎月、MARUと音楽と踊りを見に行くと決めてからはや10ヶ月。
10月の音楽はN響でした。10月6日のN響定期公演。折しも大雨、大風で、MARUの傘は折れるほど。席は少し空いてしまっていました。指揮はウラディーミル・アシュケナージ、ピアノはエレーヌ・グリモーです。
- バルトーク ピアノ協奏曲 第3番
- 竹満徹 「鳥は星形の丹羽に降りる」
- ラヴェル 「ダフニスとクロエ」組曲 第1番&第2番
アシュケナージ氏はショパンコンクール第2位を受賞された方。プロのピアニストとして活躍されていました。エレーヌ・グリモーさんは13才の時にコンセルヴァトゥール(音楽院)に全審査員一致で入学した方です。いわゆる神童ですね。
何年も前、AERAにグリモーさんの記事があるのを読んだことがあります。常に孤独と共にいた彼女は狼に共感を覚え、今では熱心に保護活動をしています。
演奏の評価はプロでないのでおいといて、グリモーさんはピアニストらしくない方でした。衣装はパンツで、ドレスではない。にこやかでもなし。止まない拍手に何度も舞台に出てきてもお辞儀だけさっとして舞台袖に入る。身振り手振りはまったくなし。
面白い演奏家です。これで忘れられなくなりました。
コメント