随分昔のこと。
会社から帰宅する途中のこと。
私はJR京浜東北線に乗っていた。当時は赤坂にオフィスがあったので新橋から乗り、大井町に向かっていた。
盛夏のことだったと思う。夏物のワンピースを着ていたから。
疲れていた私はドアの右側に立ち、手すりに寄りかかってボーっと外を見ていた。
「田町~」と聞こえドアが開く。ドッと人が電車の中から外へ出る。
するとその中の一人の男性が私の目の前に立ち顔を合わせる
きょとんとする間もなくその男性は何かを私の腕に貼って電車を降りる。
!!!!!?????
ナニコレ?
ポストイットだった。
黄色で小指の大きさほどの小さなものだ。
そこには携帯の番号とメールアドレスが書かれていた。
ポストイットも使いよう。こんな使い方考えたこともなかった。
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