制作会社にデザインの指示をしたところ電話がかかってきました。
「おっしゃったようにすると、それ以外のデザインを考え直さなくてはならないので・・・」
二つの点で誤りがあった。
制作会社の誤りは、「デザインを考え直すのが嫌だ」というところ。
こちらの要望をかなえられる案を出してほしかった。
私の誤りは、指示の仕方。
「ここをこうして」と解決策を言ってしまったこと。
私が言ってしまえば制作会社は提案をできない。「そうしなければ」と思ってしまうから。
そうではなく、「ここが気になる」と課題を伝えればよかったのだと思う。
そうすれば課題を解決できるようなデザイン案を出してくれただろう。
大事なのは自分が言いたいことではなく、相手に分かってもらうこと。
何だか良く判ります。
私は、商品のデザインを考えるのが大好きなんですが、絵心は無いのでいつも企画会社のデザイナーさんにお伝えして作ってもらいます。メールで思っているイメージや写真を送って作ってもらうのですが、上手く伝わらない時も多いです。指示の仕方一つで同じ依頼をしても仕上がりが全然違いますよね。
以前努めていた建設会社でも、設計士さんに図面を書いてもらうのに、お客様のイメージを上手く伝えるために、先ずは「傾聴」次にコミュニケーション、そして「表現」と何だか何度もトレーニングさせられたのを思い出します。
社内営業も結構重要で、一番息の合う設計士さんに、一番に書いてもらえる様に、良く飲みに行ったり、同行営業したりしましたね。懐かしいです。
最近は、非常に感覚の良く似たデザイナーの方が担当になってくれていて、3案出してもらえれば必ず一つはOKですね。
あうんの呼吸と言うのでしょうか?おかげで助かっています。
投稿情報: seurat | 2004/10/01 09:04
私は誌面のデザインについて同様のことを感じるときがあります。
あまりにもレイアウトを決め込んで依頼をしてしまうと、デザイナーによってはほとんどそのとおりにあげてきてしまう。せっかく「ぜひこの方に」と依頼したのに、その意味がなくなってしまう。難しいところですよね。
ずいぶんと失敗もして、説明する際の資料、そして話し方、もしかすると外見などにも気をつけないといけないのね、と学びました。ほかにも、自分で気づいていない点がいろいろと影響していると思います。
岡田先生の「現代美術 I」で学んだ「ノンバーバルランゲージ」を思い出してしまった(笑)。
投稿情報: かおり | 2004/10/01 09:46
つださん:
あ・うんの呼吸の人って仕事をこなすスムーズさや質のアップを支えるキーファクターですよね。
うらやましいです。
かおりちゃん:
ノンバーバルランゲージ。なつかしい。
ふとあの学生時代を思い出しました。
投稿情報: 志乃 | 2004/10/02 20:54