8月24日(火)
4時に寝て7時に起こしてもらい、チャイのサービスがあった。寝不足の頭にはとても嬉しい甘さ。
朝食後すぐに迎えの車が来てムンバイからプネーへ。道中3時間半を車で向かう。飛行機で1時間だが今回は来るまで向かう。最近(?)できた高速道路は、まったく高速になっておらず、ローカルのバスもバイクも、リキシャも通るローカル道路。でもこの道路のおかげで地方から都市に物資が運ばれ、流通がスムーズになり経済活性化に役立っているのは確か。
1時間ほどすると周りは山ばかりに。山の頂上が真横に切られたかのように平坦なのは面白い。壊しているのか作っているのかよくわからない建物の廃墟的なものを横目に景色は流れる。平原は雨季のため緑が生い茂り、3月にインド訪問した同行者は「まったく別の景色」だそう。田は適当に植えられるところに植えましたといわんばかりに整形されておらず、苗はもちろん適当感ある並び方。野良犬が多い。サルも高速道路脇にいる。高速道路を下りると、牛が歩き、ヤギが後ろ足で仁王立ちになり、物乞いに囲まれ、スコールが降る。
3時間半後、ようやく宿にたどり着いた。今回はビジネスセンターとネットに接続できる必要があるのと、ハードなスケジュールのためウェスティンに宿泊する。一人にしてはかなり広い部屋。日本の2倍はありそう。設備はもちろん申し分なく、早速、PCを充電し、協力会社へ向かう。
14時から19時までみっちり打合せ。インド訛りの英語にもようやく慣れ、今日はお開きに。夕食はインド料理。
改めて英語は通じればいい、母語としない人との会話において、まずは通じることが大切と実感する。訛りがあろうとどうであろうと、まずは話さなければ通じない。
脳がヘロヘロになり、ようやく部屋に戻りこれを書く。
・インドの大学進学率は10%(人口11億人の10%だから1億人が大学卒)。
・識字率は60%。PCからのインターネット利用は6000万回線。携帯保有は3億台。そのうち、スマートフォンは1億台。
・2030年にインドの人口は中国を越えると予想されている。
・人口は綺麗なピラミッド型。子どもの数が制限されていないため。
・インドの大学は基本的に英語で授業。だから英語で話す書くが出来ないとそもそも入学できない。
・人口の80%がヒンドゥ教。カースト制はしっかり存在し、世襲により職業はかなり限定されている。ただしそれを運命としてそれぞれが受け入れている感がある。
・教はbrother-sisterの日。男兄弟から女兄弟にプレゼントする日だそう。
・プネーにはサイバーシティという「作られた町」がある。セキュリティが堅固で、住居も、幼稚園から高校まであり、ホテルもレストランもフィットネスジムも何でもある。企業にはアクセンチュア、IBM、インフォシス、シスコなどの企業がたくさんある。ITサービスを核としたこの作られた町は、そこから一歩外に出たのと正反対の世界が広がっている。陰と陽、混沌と秩序。すごいとは思いつつも、きれい過ぎて面白くないと感じてしまった。
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