MARU－LOG

愛情とやきもち

携帯でとったのですごく写りが悪いですが、実物はとても可愛いです。
新しいオカメインコが我が家にやってきました。
名前はローラ。多分オスだと思うのですが、MARUがローラがいいと言うので。
天国に行ってしまったロックンとは全く異なる性格の持ち主です。

ロックンは人懐っこく、明るく、いつでもさえずり、籠から出して～とすぐおねだりをし、爪楊枝で人間と一緒に遊びます。
ローラは違う。
籠から出すときはひと暴れ。餌も自分ひとりで食べたがります。ほとんど鳴かないし、なんだかとても自我の強い鳥です。インコにも性格があるのね～と面白がっている私。見た目もロックンはすらっとしていて優しそうでしたが、ローラはごつい。体も大きいし。

ロックンは３ヵ月でしたが、ローラはまだ２ヶ月の赤ちゃんですから、環境が変わりびっくりしているのでしょう。しょっちゅう寝ています。

MARUは大喜びで、ローラが来た日はただでさえ高い声がワントーン高くなって私の携帯に電話をしてきました。高すぎるのと早口とで何を言っているのか分からなかった私です。
相変わらず朝６時に起きてローラの世話も続けています。籠の掃除と餌を作ってあげることと、水を取り替えること。朝と帰ってきてからと寝る前と毎日３回の世話はMARUの仕事。

しかし、ローラが来てからなんだかとても甘えるMARU。
そう、やきもちなんです。
ローラはロックンと違いなかなか人間に甘えてくれないのでみんなでローラを構いたがります。MARUだってその一人だし、とても可愛がっているのですが、みんなの目がローラに集中するのは嫌なんですって。

昨夜、お風呂に入りやたら甘えてきたので「やきもち焼いてるでしょ？」とずばり聞いたところ「・・・うん・・・」と。
M「だってMARUはママのこと大好きなのに、ママがローラをすごく可愛がるから・・・」

ローラは可愛いですが、私達大人がローラを気にするのはロックンの件があったから。今度はあんな目に絶対合わせたくない。だから神経使っているのもかなりあります。

やっぱり、当たり前だけど、MARUは子ども。あんなに可愛がっているローラにもやきもち焼くなんて可愛くなってしまいました。

しまいには、
M「MARUね、とってもいい子になるからね。ママが大好きな子になるからね。」と注目を集めようと必死です。

今でも十分いい子です。ママは大好きです。MARUがいるってことだけでこんなに幸せなんですから。
・・・って気持ちがMARU本人には分からないんだろうなあ。

ともかく今MARUは葛藤中。可愛いローラだけどママが可愛がるのは複雑な気分。
お姉ちゃんていうのは大変なんだなと思い始めたようです。
そういえば最近は「妹欲しい」と言わない。

誕生日会

今日は近所の同級生と一緒にMARUの誕生日会でした。

小学校２年生の女の子が１５人。
会場はうち。
準備があるだろうと気を使ってくれた向こうのお母さんが
朝早くにMARUを呼んで下さったので助かりました。
いない隙に掃除とケーキーの仕上げとセッティングと・・・。
写真は始まる前の静かな我が家です。

この後、皆が集まった後の写真も撮ろう思っていたのです、そんな余裕はなく。
なにしろ話し声が聞こえないほどのうるささ。女の子ってやっぱりおしゃべりです。
しかもMARUのクラスははっきり物言う子が多い。

遊び方を見ていると、くっついたり離れたり。
興味関心毎に集まるのが分かりなかなか面白いです。
タマゴッチ、手遊び、おしゃべり、ボウリング・・・。そう、ボウリング。
これが意外な人気。誕生会定番のビンゴを終えたらどうしよう・・・
と思っていたのですが、ボウリングを家の中でするというのは余り
なかったみたいでみんな大興奮でした。順番決めて並ぶあたりが可愛かったです。

今日は暑かったからかき氷の人気が高かったです。
子どもって好きですよね。
大きなケーキを作ったのですが、食べられないとかかき氷がいいとかで、
ほとんど食べてもらえずちょっと悲しかった私です。
今どきの子にとってケーキは特別の食べ物ではないのでしょうね。
贅沢だな～と思いつつ、自分も生クリーム苦手なのと暑いのとで
一口しか食べられず。
子ども達が手をつけるお菓子を見ていると、辛口系（ポテトチップス、煎餅など）とグミが人気のようでした。チョコなどの甘いお菓子はほとんど減っていません。迎えのお母さんに聞いてみるとどの誕生会でもその傾向はあるとのこと。「ケーキ減らないのよね」と。

・・・終った後、MARUはぐったり。気を使いすぎたのでしょうか。
M「疲れたけれど楽しかった～」

私も疲れた～。
準備などは大したことないのだけど、なにしろ２年生のパワーに
圧倒されたのとおしゃべりとで生気を吸い取られたようになってしまいました。

夕食を食べながら両親が小さい頃の誕生日会の話を聞きました。誕生日会が出来るだけでも贅沢だと思うわよ、の言葉にその通りと思ってしまいました。皆が遊ぶ様子を見ていて、プレゼントだとかケーキだとかに反応しているのではないなと。いかにして楽しむか。来年はもう少し工夫できそうです。

ろっくん

先日、MARUがヤドカリを連れて帰ってきた。
数日で死んでしまったが、それまでの世話の焼き方といったらかいがいしくて、見ている方がちゃんとペットを飼ってあげたいと思うほどであった。

もともと自分より小さいものの面倒を見ることが大好きなので、
本当なら妹でもいればいいのだがそれは予定がないので仕方ない。
（少し前までは「プレゼント何がいい？」と聞くと「妹！」と言われて困ったものだが・・・。）

来週誕生日だし、もう２年生だし、学校でも小動物の面倒を見ているし・・・
ということで両親からのプレゼントで鳥をもらうことにする。

早速見に行き、連れて帰ってきたのが上の「オカメインコ」。
頭のトサカと頬のオレンジが可愛いのだそうだ。
でもあのトサカを見ると日曜日の代々木公園にいる
ロックンローラーを思い出す。

よって名前は「Rockn'＝ロックン＝ロッ君」。
オスかどうかも分からないがそれでいいそうだ。

小MARU（コマル）というのは前から案としてあったが、
それはもっとコミュニケーションできる小さい仲間
（妹なのか弟なのか犬や猫なのかは分からないが）につけるそうだ。

大興奮のMARU。

世話を焼きすぎる気があるので、「ほっとかないと疲れすぎちゃうよ」というと慌ててカゴに戻す。相手のためを思ってじーっと待つということも必要なんだ、というのは保育園時代に小さい子の面倒を見てきたのでよく理解している。

夜は自分の部屋に籠を持っていき、私に「早く寝なさい」と言われるまでもなく「明日早起きして籠の掃除をするから」とさっさと眠る。今夜はスターウォーズをTVで放映していたのに、それも我慢してベッドに入る。映画命のMARUがスターウォーズを見ないなんて！
普段ならあり得ないこと。

これでしばらく旅行はお預け。

赤い靴の少女

MARUのバレエの発表会が８月にあります。
今は週５日、１日２時間以上のレッスンが続いています。

バレエはチームワークです。
照明、振り付け、化粧、衣装、会場係、音声、そして小さなバレリーナ達。
どこが欠けても舞台は成立しません。

子ども達は舞台を一つ終える毎に成長します。
その成長はバレエのスキルだけでなく人間的な成長です。
誰かがサポートしてくれるから自分達が舞台で踊れる。
そのことを身をもって実感するのが舞台なのです。

バレエは内面が踊りに如実にでる芸術です。
人間性を磨くことは自らの踊りを高めることにつながります。
ですから小さなバレリーナ達は舞台という成長のいい
きっかけとなる場数を多く踏むことを先生達に勧められます。

MARUの通っているところは年に少なくとも２回、
多い人はもっと舞台を経験します。
年に２回。舞台の振り付けの準備は４，５ヶ月前から始まりますから、
それこそ年がら年中、舞台のために踊っていることになります。

今、MARUはみんなで舞台を作り上げることの追い込みをしています。

週に５日、１回が２時間以上にもなるレッスンは、その量だけを考えると
すさまじく大変に思えます。
でも「楽しかったー」といって帰ってくる。
その顔を見れば追い込みを楽しんでいるのは言葉だけでなく、
気持ちが入っていることが分かります。

先生が発表会の曲をCDにいれてくださりました。
家でもかけてくださいね、と。

CDをもらってきてから、MARUは毎日「赤い靴の少女」状態。

アンデルセンのこの童話の中で、少女は赤い靴をはくと勝手に
足が踊り始め止まらなくなってしまいます。
踊り止めるには靴を脱がねばなりません。
でもずっと踊っているから脱げない。
最後に少女は足を樵に切ってもらうことにし、
ようやく踊り止めることができました・・・というお話です。

まさに今のMARUがそう。

CDをかけると踊りが止まらない。音楽が鳴るとひとりでに体が動いてしまう。
口で踊りの順番なんて説明できないのに、音楽がかかるとちゃんと踊れる。
体に染み付いているんです。

でも、曲がかかると止まれない。踊らなきゃ、踊らなきゃ、踊らなきゃ・・・。
M「ママ～お願い～CD止めて～。MARU音楽かかってると止まれない～。」
赤い靴の少女状態。

これが毎日繰り返されています。家の中は毎日舞台。

ある公共広告

MARUを見ていると、いつも誰かに抱きしめられている。テレビを見ている時でさえ、誰かにもみくちゃにされている。

MARUも自分からペタッとくっついてくる。誰かの膝に当たり前のように座る。背中から抱きつく。肩に乗る。足元に座る。膝枕する。

そんなMARUを見ていて母が言った。

母「少し前に『たくさん抱きしめてあげてください』という公共広告あったの知ってる？」

し「知ってる知ってる。それがどうしたの？」

母「うちは『もう少し離れてください』よね～。

抱きしめないなんて毎日あり得ないじゃない？

朝起きてギュー、MARUが台所に来たらギューご飯食べている時に後からギュー、でかける前にギュー・・・きりないよね・・・。うちはもう少し離れた方がいいかも。」

そうなんだけどね。

でもギューっとさせてくれるのもそう長くはないから、今のうちにたくさんギューしたいんです。