12月31日 (バリ島 6日目)
今回の滞在は2週間なので途中で場所を変わる予定である。
折しも、今日は大晦日。市川さんに「今日はうちに泊まればいいのに。レストランにテレビ持ってきて紅白歌合戦をみんなで見るんだよ。で、その後に年越し蕎麦を食べる。」。
お誘いは受けたものの今日はウブドへ移るのです。残念。来年は大晦日は市川さんのところで過ごしたいですね。
ヌサドゥアは作られた観光地であり正直言ってバリ島に期待する「神々の島」「水田」「マーケット」などはない。あくまでもリゾート地。強い日光と海とがありそれはそれで私は好きだ。鎌倉で育ち、海まで5分のところに住み、海は生活の一部であった頃を思い出させてくれる。
だが、バリ島に来たからには山の方も行きたい!
というわけでこれからウブド(Ubud)へ。
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ヌサドゥアからウブドは車で1時間程度。
迎えの車には日本語ぺらぺらのガイドが乗っていた。またこの人がバリ島の習慣などを説明してくれるので車中はとても楽しいものとなる。
日本では「お墓」は先祖をお祀りする大事な場所だがバリ島では忌み嫌うものだとか、ケチャダンスは満月と新月の時だけ踊るもので今は観光客が多いから毎晩やっているけれど本当は違うんだよ・・・など。ヒンズー教の神様の話もあったが名前が難しくて覚えられず、それでも日本の八百万の神みたいなものだなと思う。日本人がバリ好きなのはこういうところもシンパシーを感じるせいかもしれない。
ホテルに着くまでバティックやアタァという蔓で編んだ物を売っているところや絵画村に寄る。
アタァは籐みたいなものだが太い部分と細い部分を使い分けて編んでいる。よく水に浸けて柔らかくして使うところは似ている。太い部分を芯にして細く割いたものでくるむように編む。編みあがったものは乾燥させてから煙でいぶす。燻すと深いオーク色になりなかなかいいものだ。
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ウブドは観光客が多い町であるがウブドの観光協会がバリ島の自然と生活を維持するというコンセプトを持っているためリゾートというよりはバリ島の生活を感じることが出来る場所だ。
ウブドでの滞在はアルマ・リゾート(旧ココカン・ホテル)というところ。オーナーが美術品を収集していてバリ島の芸能や美術を人々に広めたいという思いから作られたいわば「芸術村」。ホテルの敷地内には美術館、毎週バリニーズダンスが催されるステージもある。
部屋はこんなところ。ホテルとヴィラとがあるが日本で予約をしたのはホテルの方。
部屋を一歩外に出るとこういう休憩場所みたいなところが各部屋についている。真下は川も流れており水音が心地良い。
ホテルも良かったのだが次の日に私とMARUはヴィラに部屋を移した。
ウブド滞在中はこちらの部屋で過ごすことに。
これはガゼボ(サマーハウス)といってバリ島ではこういうのがたくさんあり暑い時は昼寝をしていることが多い。
朝ごはんはここに持ってきてくれるので朝からすがすがしい気持ちでご飯を食べられる。
部屋にプライベートブールが付いているのが最近のバリ島の流行。でも小さくてMARUは1度浸かっただけ。
ホテルの大きいプールでずっと泳いでいた。
右手に水田が広がる。水田との間に塀がないのでたまーに地元の人が部屋の前を通るのはちょっと考えものだが、目の前に広がる水田を見ながら食べる朝食は格別。
部屋のベッドはキングサイズ。調度品も美術品収集をしているオーナーだけありアンティークの織物、染物が多い。
バスルームはオープンになっていて壁にもシャワーがついている。明るくて清潔で気持ちがいい。(ホテルからヴィラに移ったのはこのお風呂を見て。)
MARUは大好きな泡風呂に昼間っから入って。
気持ち良さそうでしょ?
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