6月になりようやく部活動に入ることができるMARU。
連日の勧誘演説でお弁当もそこそこに、色々な部を見学しています。
MARUの学校は32の部があります。運動系は全国大会優勝をしている部もあり女子高とは思えないくらいの活発さです。同じ女子高育ちの私としては、あっけにとられるくらいパワーある生徒達。当然練習も毎日あります。文科系もなかなかのもの。
「MARUはね、バドミントン、テニス、新体操なんかもいいと思うし、工芸部、家庭科部、美術部も面白そう。」
でもMARUはバレエのレッスンが週に3日あります。今の教室ではこれ以上レッスンを減らすことはできません。中学生になりこれ以上レッスンを減らすということはバレエから足を洗うことを意味します。なので毎日活動がある部に入るのはかなり難しい。
そもそも部に入りバレエも続けることができるのでしょうか?
私との話ではバレエの発表会が終わってから入部について考えようということになっていたのですが、連日の勧誘を受け、気持はすっかり部活動へ。
「あのね、学校は17時に完全に校門を出ないとならないの。だいたい16時45分にはみんな校門を出るから、バレエのレッスンも間に合うと思うんだよね。」
え?部活の後にレッスンに行くの???
「MARUなら出来ると思うんだ。部活を掛け持ちして両方の部活のキャプテンをやっていた先輩もいるし。受験とバレエと両立させてきたんだもん。大丈夫だよ。」
学校のテストも多く宿題も多い、バレエは週に3回そして発表会に向けてレッスンが少しずつ長くなっている、英語の塾も宿題が多い、最近咳も出ている・・・。
部活は週1日程度じゃないと無理じゃないの?と喉まで出かかる言葉をなんとか飲み込みました。
「できると思うからやりたい」
毎日ハードな練習がある運動系部活とバレエや勉強などとの両立は難しいのはMARUにもわかっています。そこまで無理はしません。自分で「これならできる」というのを決めたら意思は固いのがMARUです。決してあきらめない。後悔したくない。
受験勉強の時も大手進学塾をやめ受験は無理だと私は心の中では決めていたのに、5年の冬、「受験はする。したい。でも塾に通うのは無理だと思う。でも勉強して受験はする。」と言いだし、二人で話し合い、家庭教師の先生と勉強することになったのでした。
文字通り毎日バレエのレッスンに行きつつ、勉強をするのも、小さなところは色々あったけれどMARU自身の軸はぶれずに目標に向かいこつこつと進みました。
昨夜、部活の話をしながら昨年のそんなMARUの姿を思い出しました。
MARUが「やりたい」と言いだしたことは、絶対にぶれずにやりとげるのは分かっているから、不安ではあるけれど、親としては見守るしかありません。
一人でできないことが多い小さな頃は保護(=help)するのが親の役目。
一人で考えできる今ではsupportするのが親の役目。
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