多くの人がそうであるように、私にはいくつかの役割があります。
まず、女性であること。そして母親。娘、MARUの学校の学級委員、バレエ学校の保護者会の幹事、会社ではGM。
いくつかの役割を滞りなくこなし、質の高い結果やプロセスを残していくには、時には自分を切り替えることが必要です。
「役割」をこなしている時の私はロジカルかつ客観的で、何かを感じる余裕がないことも多くあります。
無表情ではないですけれどね。
「役割」ばかり続いていると息をつきたくなります。
私が息をつけるのは物を作っている時です。
無心に手を動かして物を作る、料理をする。
できあがった物や料理で喜んでくれる人がいる。
それが一番の息抜きです。
心の平穏を取り戻し、感情を感じる暇もなく「役割」をこなしている自分を省みて、もっといいやり方、人間「らしい」やり方が出来るだろうにと、次に「役割」をこなす姿勢を正します。
リセットではなくステップアップ。
心の平穏を取り戻し、温かい心を持ったまま自らが選び引き受けた「役割」をこなしていきます。
温かいけれど公平かつ客観的に。
「役割」をこなす時になりがちなクリティカルシンキングとフェアネスだけでなく、感受性とセンスを持ち込んで、芯には情熱の種火を持ちつつ何事も進めることができるように。
自分の手で物を作ると、芯の種火をメンテナンスし、感受性とセンスに磨きをかけられるような気がするのです。
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