朝、ベランダからMARUを見送り家の中に入ったら、我が家の愛鳥「ぴぴちゃん」がちょこんと肩に乗ってきた。
朝と夕方だけケージから出して家の中を好きなように飛び回るのだが、結局は家族のいるところがいいらしく、肩に乗り、「ぴぴちゃん おはよう」と鳴くのが可愛らしい。ぴぴちゃんのお世話はMARUがやることになっていて、ぴぴちゃんが我が家に来てから3年間だが、どんなに眠くても何があっても必ずこれだけは忘れない。朝一番のMARUの仕事なのだ。
そのぴぴちゃんを今朝、逃がしてしまった。
肩に乗ってきた時に窓が開いていて、ぴぴちゃんは飛び去った。
慌てて追いかけたものの追いつけるわけもなく、父とすごすごと家に帰り二人で落ち込んでいた。
MARUは午前授業でニコニコしながら帰ってきたら突然の話に目はウルウルとするものの、私がひたすら平謝りしていたので「ママのせいじゃないよ。ぴぴちゃんをケージに入れないで学校に行ったMARUが悪いのだもの」と言ってくれる。泣きたいだろうに、泣いたらママが気にしちゃうとばかりに泣くのをこらえている姿を見ていると、もうどう償ったらいいのかわからない。
ひたすら謝り、まずは交番へ行き事情を話すことにした。
周囲ももう一度、探したもののやはり見つからず。
こんな寒い日に南国の鳥で、与えられた餌しか食べたことがないのに生きていけるとは思えない。
そんなことを思うとますます悲しくなってきて、あれほど父もMARUも窓や玄関を開ける時はぴぴちゃんがケージの外に出ていないかを気にかけていたのに、自分の雑さ加減に今日ほど嫌になったことはない。
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