今日はMARUのバレエの発表会でした。去年もそうでしたが、これが終るとMARUも私も「夏休みになる~」とやっと思えるのです。
稽古も8月19日まではお休みです。
MARUがバレエを習い始めたのは4歳です。ちょうど4歳になりたてのこの時期、鎌倉の実家の目の前にある三留バレエスクールの発表会がありました。このときは「くるみ割り人形」だったのですが、合計5時間にも及ぶ発表会をMARUは一度も席を立つことなく最後まで見たのです。
何もしゃべらずに。
その時の主役のクララとこんぺい糖の精はコンクールで賞を取るほどの女の子でした。中学生とは思えないほどの演技力、そして若いからこそできる跳躍力としなやかな足。私とMARUがバレエにとりつかれたのはこの時からです。
大井町から鎌倉の稲村ヶ崎まで、週に1回、約3年間通っていました。
遠かったので着くまではぐずぐず言う時期もありました。何度嫌だと言ったか分かりません。
でも、レッスン場に入ればもう踊ることしか頭になくなってしまう。
4年前、初めての発表会。会場は満席で3000人のお客様が見ています。先生にMARUをお願いした後の私の方がドキドキする中、ニコニコ踊るMARUがいました。
終った後に真っ先に出てきたのが「楽しかった~」です。全くドキドキしなかったというのです。ワクワクはしたらしいですが。
そして4年後の今日。
今では楽屋入り口まで連れていったらそこでバイバイです。衣装を着るのも友達同士でホックを掛け合います。
お化粧をしてもらうために移動して先生にお礼を言うのも、
踊り終わるまでは食事をしてはいけないことも、
本番までにタイツとシューズを汚さないために上にカバーを着けるのも、
そして本番まで舞台袖でおとなしく待機するのも、
もちろん片付けも全て自分で行います。
親は楽屋に入れませんし、手伝ってはいけません。
さて、今年の成果は。
今年は先生方に「ニコニコ」をずっと言われていました。
2階席のお客様にも見えるように首をすっと伸ばして頭をずっと上げている。そして顔はずっとニコニコ。息が切れてもニコニコ。息が切れたら肩だけで息をします。そしてお客様には分からないように顔はニコニコ。楽しく踊っているのですから。
バレエは舞台があってこそです。舞台で踊る醍醐味を味わって、その快感をまた得たいがために日々の基礎レッスンを積んでいくわけです。
2年生からMバレエ学校では年に2回発表会があります。高学年になると3回以上。コンクールなどもあります。
段々と自分が踊り続けたいかどうか、が試されるわけです。
楽しむ程度に習うバレエにしたいのか、本気でこれからもやっていきたいのか、MARUはこの1年で判断をしなければならなくなるでしょう。
親として出来ること?
「ずっとバレエを踊りたい!」
と言われたときに「よっしゃ!」とかかるお金を出すことだけかな(笑
私がバレエを習っていたときは、発表会となると母親が楽屋の主役だった記憶があります。係りが決まっていて、子供なその間を「髪をやったら、次の人は○○ちゃんのママのいるメイクのほうへ」というかんじ。
教室の規模やレベルの違いもあるだろうけれど、ここまで厳しいの?と驚きました。また、それが「厳しい、つらい」ではなく、子供にとって「緊張感があって、楽しいこと」なのが素晴らしいですね。
MARUちゃんがバレエを習うことで身につけたバレエ以外のもの、だんも水泳教室をとおして身につけて欲しいです。
投稿情報: かおり | 2005/08/08 13:49