朝、MARUの悲鳴が聞こえてきた。
「ろっくんが死んじゃった!!」
すっとんでいくと籠の下に落ちたろっくんが、足を上に向けて翼を閉じて横たわっている。目は閉じている。
MARUが泣きじゃくりながらそうっと籠から出す。
M「ろっくん、冷たいよぉ。あんなに温かかったのに。。。」
二人で何も言えず、MARUはずっと泣きじゃくっている。
ろっくんが息をしないことを確かめて、それでもさすってみたりするが息をふきかえすわけではない。
今日は真夏日。
放っておくとすぐに腐ってしまう。
小さな箱に新聞紙を丸めて詰める。
新聞紙の上にそのまま乗せるのは可愛そうなので、
布を持ってきてその上に保冷剤を置き、ろっくんを寝かせる。
保冷剤をたくさん乗せてまた、布をかぶせる。
もうMARUは泣いていない。
自分でろっくんを籠から出して、即席のベッドに寝かせてあげたから。
死んだことが分かったから。
もう息をしないことも、あの可愛い声で鳴き、
指を出せばチョンと乗っかることもないことが分かったから。
真っ赤な目でメロンを食べながら言う。
M「今日は学校に行きたくない・・・」
それでも時間になり、靴下を探しに部屋へ行くが
いつものお気に入りのが見つからない。
お気に入りの靴下が見つからないのと、時間が迫っているのと、
そして何よりもろっくんが死んでしまったこととで、また泣き出す。
玄関先でもワーワー泣きじゃくる。
M「ママ、ギューして・・・」
ぎゅーっとたくさん抱きしめて、それでも泣きじゃくりながらなんとか家を出て学校へ向かう。
昨日、医者に連れて行けば良かった。
悔やまれてならない。
あんなに小さな命だったのに。
うーん。
コメントが難しいですね。
動物を飼うことの難しさ、ですね。
MARUちゃんにはとても辛い思い出になりますね。でも、生死の意味を知る良い機会であることも確かでしょうし・・・(なんて書いてしまうのもどうかと)
私、昔から動物ネタ弱くって、今もウルウルしながら読んでおります。
投稿情報: つだ | 2005/07/16 09:38
びっくりで、かなしいです。
MARUちゃんと志乃さんのつらい気持ちを思ってもかなしいです。
涙が出てきます。
投稿情報: モモリング | 2005/07/16 10:09