MARUのバレエの発表会が8月にあります。
今は週5日、1日2時間以上のレッスンが続いています。
バレエはチームワークです。
照明、振り付け、化粧、衣装、会場係、音声、そして小さなバレリーナ達。
どこが欠けても舞台は成立しません。
子ども達は舞台を一つ終える毎に成長します。
その成長はバレエのスキルだけでなく人間的な成長です。
誰かがサポートしてくれるから自分達が舞台で踊れる。
そのことを身をもって実感するのが舞台なのです。
バレエは内面が踊りに如実にでる芸術です。
人間性を磨くことは自らの踊りを高めることにつながります。
ですから小さなバレリーナ達は舞台という成長のいい
きっかけとなる場数を多く踏むことを先生達に勧められます。
MARUの通っているところは年に少なくとも2回、
多い人はもっと舞台を経験します。
年に2回。舞台の振り付けの準備は4,5ヶ月前から始まりますから、
それこそ年がら年中、舞台のために踊っていることになります。
今、MARUはみんなで舞台を作り上げることの追い込みをしています。
週に5日、1回が2時間以上にもなるレッスンは、その量だけを考えると
すさまじく大変に思えます。
でも「楽しかったー」といって帰ってくる。
その顔を見れば追い込みを楽しんでいるのは言葉だけでなく、
気持ちが入っていることが分かります。
先生が発表会の曲をCDにいれてくださりました。
家でもかけてくださいね、と。
CDをもらってきてから、MARUは毎日「赤い靴の少女」状態。
アンデルセンのこの童話の中で、少女は赤い靴をはくと勝手に
足が踊り始め止まらなくなってしまいます。
踊り止めるには靴を脱がねばなりません。
でもずっと踊っているから脱げない。
最後に少女は足を樵に切ってもらうことにし、
ようやく踊り止めることができました・・・というお話です。
まさに今のMARUがそう。
CDをかけると踊りが止まらない。音楽が鳴るとひとりでに体が動いてしまう。
口で踊りの順番なんて説明できないのに、音楽がかかるとちゃんと踊れる。
体に染み付いているんです。
でも、曲がかかると止まれない。踊らなきゃ、踊らなきゃ、踊らなきゃ・・・。
M「ママ~お願い~CD止めて~。MARU音楽かかってると止まれない~。」
赤い靴の少女状態。
これが毎日繰り返されています。家の中は毎日舞台。
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