童話が大好きである。絵本も大好きである。子どものオモチャも大好きである。ロジックとか理屈とかそういったことが通用しないことが大好きである。
と、突然、中高生の頃に毎日図書館に行って本を借りていたことを思い出した。本の貸し出しカードの欄が足りなくなり、1年が終る頃には必ずアコーディオンのように貸し出しカードが長くつながっている状態になっている。すさまじい量の本を読んだものだ、当時は。
色々読んだのにものすごくわくわくして、どきどきして、得たいの知れない不気味さに惹かれてしまう本に出会った。人間でいえば悪に惹かれるとでもいうのかな。
別役実さんの「そよそよ族伝説」。
多分、今読んでも訳分からないか、訳を作ってしまってつまらないと思う。
が、当時はそれがまたよかった。
15歳で初めて読み感じたことを、32歳の今はどう感じるのだろうか。ムショウに読みたくなってきた。
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