社員旅行はあいにくの台風でどこにも行けず、一晩明けて早々に東京へ戻る。
お昼過ぎから電車は運休となるらしく、その前に滑り込みで電車に乗り込む。
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家へ着くとこどもっぷりを発揮した体力有り余るMARUと母が迎えてくれた。
「今夜は参鶏湯よ」
鍋を除けば鶏がごろんと1羽水にぷかぷか浮かんでいる。
これから煮込むらしい。
3時間程度ゆっくりとあくをとりながら煮込んでいく。
その間にMARUと果物のジュースでゼリーを作る。
クラッシュしてグラスに何層にもしたいらしく、何種かジュースを用意して作る。
しばらくMARUと遊び、二人でお昼寝をし、起き上がってみたら台風はだいぶ落ち着いていた。
鎌倉の家に電話してみると妹が出てきて「こっちは停電で大変だったんだよー」とのこと。
東京のマンションに住んでいると、屋根の瓦が危ないとか、木が折れるとか、そういう心配はしなくていいのは嬉しい。
でも、自然への畏敬の念は薄れるなとも思う。
さて、夕食。
参鶏湯は柔らかくよく煮え、鶏の滋味あふれるスープともち米が美味しく
MARUはお代わりして大人と同量食べきった。
もちろんゼリーのデザートもお代わり。
今年の年始の料理に仲間入りだね、なんて話しつつ、家族の週末の食事が進んでいく。
平日は4人そろってご飯食べることもないものね。
(大抵、私がいないのだが。)
平日の朝ごはんと、週末の夕ご飯は一緒に食べるというのが私が小さい頃からの
我家のお約束。週末の食後の時間は各自の部屋にこもることはなく、みんなが
居間にいるというのもお約束。
高校生くらいの時でも食後に部屋にこもろうものなら呼び出されたものだ。
それぞれが好きなことしているだけのことも多いのだが、一緒の空間にいる時間というのが言葉のないコミュニケーションになっている。
言葉はなくてもコミュニケーションは出来る。
要は関わっているかどうか。
毎日一緒の空間にいても相手に関わらなければ通じてない気がするのは
私だけだろうか。
相手を気にすること。
無視しないこと。
何年会わなくても親友でいられる友人もいれば、
毎日一緒に過ごしていてもどこか虚ろな関係の人もいる。
一番虚しいのは自分が関わりたいと思っていても、相手は気が乗らないとき。
こんにちは。
サンゲタン、写真も見たかったですね。
韓国では、土用の丑の日と同じ意味合いで食べるんですよね。
我が家も食後は全員居間がルールでしたね。
テレビを取り合いしたり、面白くないのに父と歌謡番組をみたり、それも懐かしい思い出です。
投稿情報: つだ | 2004/10/12 12:01
父とテレビのとりあい。懐かしいです。我家は「ものまね大賞」でしたが。
参鶏湯は簡単で美味しくいいですよー。
弱火でひたすら煮込めばいいだけ。
ダッチオーブン使ってキャンプでするのもいいかも、です。
投稿情報: 志乃 | 2004/10/14 01:04