MARU－LOG

似ているところ

ＭＡＲＵと私は性格も姿形もあまり似ているとはいえない（と二人は思っているが、周りは似ていると言う）。二人とも「似ている」と言われるといい顔をしない。内心お互いに「どこが？？」と思っている。

が一つだけ似ていると二人とも思うところがある。

気に入ったものに執着するところ。

例えば、気に入った１枚のＣＤを１ヶ月ひたすらリピートして聞く。（今は特にある１０分の曲をくり返し聞いている。仕事中、家にいるときもひたすらくり返し聞いている。１日にその曲を２０回は聞いているだろうか。）←これは私。

気に入った服を着ては洗い、洗っては着る。（なのですぐに傷む。）←これはＭＡＲＵ。

細かいこと（パズル、刺繍、絵を描くなど）をし始めると終るまでやめられない。細かいことが好き。手をつけたら最後、寝食忘れてしまいがち。←二人とも。

お互いに、好きなモノやことに執着したくなる気持ちがよーくわかるので、そこは尊重するようにしている。

マイペースでわがままってことでしょうか。あ、しつこいとも言いますね。

ＭＡＲＵの進路の軽い悩み

ＭＡＲＵの小学校の６年生は９９％が私立中学を受験する。中学受験用塾へ通いはじめる時期になってきた。

ちらほらと四谷大塚、ＳＡＰＩＸ、日能研などに通う子がみられる。友達同士で話題になるらしく、「この間の○○のテスト受けた？」「どこの塾にするの？」「一緒のところに通おうよ」と子供たちは中学受験用塾に通うのが当たり前のような会話をしている。

私も４年生の終り、２月から日能研に通っていたので、塾がどんなところかは分かるつもりだが、それにしても３年生で自分が塾に通うことをすんなりと受け容れているというのに背筋が冷たくなるのは私だけだろうか。

そんな中、ＭＡＲＵは９月からバレエの回数を増やすという逆行した生活を送っている。

バレエ学校の友達で公立小学校に通う子が週４回のレッスンを週２回に減らし、塾に通い始めているのに、だ。

「バレエは絶対にやめない」宣言をしているＭＡＲＵ。でも、塾にも通う気満々。本気でバレエを続け、上を目指したいなら、今の環境で習い続けるのでは限界がある。プロになるには周りのレベルにもまれないと上手くならない。バレエの場合、競技ではなく芸術なのでそれにはコンクールに出るしかない。

今のバレエ学校の中だけで高じた趣味として続けるのか、仕事としてのバレエを目指すのか、それを選ぶにはまだ幼すぎるＭＡＲＵ。かといって私が選ぶわけでもない。

思いっきりバレエをやらせたいし、思いっきり勉強もしてほしい。

矛盾しているだろうか。親の期待なのだろうか。

環境を用意するといいつつ期待をこめすぎていないだろうか。

ＭＡＲＵ、珍しく熱を出す

年に１度出すくらいで滅多に寝込むことがないＭＡＲＵですが、昨夜からふせっています。

昨日の朝は元気に学校へ行ったのに（しかも、陸上の早朝練習も！）、夕方バレエ学校から「熱あります」の連絡が。たまたま休みをとっていたので慌てて迎えに行くと、ぐったりとしていました。

今朝は熱はひいたものの、昼頃、母から「３９度にあがってる！」と連絡があり、私は会社を早退。運悪く木曜日はかかりつけの医者が休みなので、解熱剤を飲ませてベッドで休ませていましたが、薬が切れるころにはまた３９度。これは今夜は高くなる気がしたので広尾の日赤医療センターに駆けつけ救急で診てもらいました。

いつもの喉の腫れはなかったので単に疲れや寒くなったことによるものと伺い、一安心。でも、熱が下がりきるには数日かかりそう。

この間の週末に隙間がないほど予定を入れてしまったのが決定的だったのでしょう。ＭＡＲＵの体の丈夫さに甘えて無理をさせてしまったことを反省です。

今晩は熱は高くなりそうなので久しぶりに横の布団で添い寝です。むかしは冷えピタなんてなかったから、母が夜中に何度もタオルを氷水でぬらして取り替えてくれたものです。

ピアノ再開します！

ＭＡＲＵが３月より始めたピアノ。なかなか踏ん切りつきませんでしたが私も２０年ぶりに再開です。

指が全然動かないからハノンもチェルニーももちろんやります。

「お母様も発表会いかがですか？」と１２月の発表会のお誘いをいただきましたが、これは辞退申し上げました。

目指すはラフマニノフ　ピアノ協奏曲第２番。

先日のＮ響で指揮をされていたアシュケナージさんが弾くラフマニノフはとっても素敵です。

まずは耳慣らしから。

昨日は日比谷（宝塚）に行く前に山野楽器で楽譜とＣＤをたくさん買いました。

ショパンのエチュードはポリーニ。電子ピアノかと思うほど完璧な演奏です。標準形を聴くならポリーニですが、表情が見えない気もします。でも作品１０　第２番は圧巻です。

楽譜はモーツァルト　「きらきら星変奏曲」、「トルコ行進曲」。

いきなりラフマニノフを弾ききることなんて出来ませんから。合間に弾ききれそうな曲をいれないと気晴らしにならないので。

ＭＡＲＵにはチャイコフスキー　「くるみ割り人形」。ロシアの踊りと中国の踊りが好きなので、家で踊る用に。

１０月はＮ響

今年は毎月、MARUと音楽と踊りを見に行くと決めてからはや１０ヶ月。

１０月の音楽はＮ響でした。１０月６日のＮ響定期公演。折しも大雨、大風で、ＭＡＲＵの傘は折れるほど。席は少し空いてしまっていました。指揮はウラディーミル・アシュケナージ、ピアノはエレーヌ・グリモーです。

• バルトーク　ピアノ協奏曲　第３番
• 竹満徹　「鳥は星形の丹羽に降りる」
• ラヴェル　「ダフニスとクロエ」組曲　第１番＆第２番

アシュケナージ氏はショパンコンクール第２位を受賞された方。プロのピアニストとして活躍されていました。エレーヌ・グリモーさんは１３才の時にコンセルヴァトゥール（音楽院）に全審査員一致で入学した方です。いわゆる神童ですね。

何年も前、ＡＥＲＡにグリモーさんの記事があるのを読んだことがあります。常に孤独と共にいた彼女は狼に共感を覚え、今では熱心に保護活動をしています。

演奏の評価はプロでないのでおいといて、グリモーさんはピアニストらしくない方でした。衣装はパンツで、ドレスではない。にこやかでもなし。止まない拍手に何度も舞台に出てきてもお辞儀だけさっとして舞台袖に入る。身振り手振りはまったくなし。

面白い演奏家です。これで忘れられなくなりました。